【試乗】新型プリウス(50系)長距離ドライブレビュー
8月の週末に,レンタカーで北陸に帰省してきました.
横浜の自宅から富山まで,休憩含め片道9時間でした.
ルートは高速道路・山間部の下道・市街地と様々で,幅広いシチュエーションでドライブしました.
まず,外観のインプレッションですが,
新型のフロントデザインは,特にライト周りがシャープで,個人的には好きです.
でも,実際に見て,一番印象に残ったのは,
ボンネットの低さです!
先代のプリウスと比較してもかなり低くなっています.
パッと見,86と変わんないんじゃないかと思ったくらいです.
後ろは空力を重視したデザインで,
特に,リアテールランプが非常に個性的で,点灯していればパッと見で「プリウスだ!」と分かる位です.
内装も,かなり印象を変わっています.
ピアノブラックと陶器風の白を基調として,パネルを仕上げており,ちょっと上質な空間に感じました.
高級車とまではいかないけれど,”ワンランク上のクルマ”に思わせてくれる雰囲気でした.
シフトレバーはフロントパネルにあるので,MT車を運転するように常に左手をシフトレバーに置くことは難しくなっています.
荷室は開口部が広く,かなり大きなラゲッジスペースです.
トノーカバーより下にたっぷり荷物を入れられるので,後方視界も確保できます.
次に,ドライビングのインプレッションです.
運転が好きで,走ることが好きな自分にとって,プリウスはあまり興味を持てない車でしたが,今回乗って,走りも楽しめる車だなと感じました.
一般道での段差や高速道路の継ぎ目を乗り越えた時の突き上げが少なく,足回りをリファインしているおかげか,車が安定していました.
また,ブレーキのタッチも普通の乗用車と同じ感覚で踏んでも違和感がありません.
高速道路や山道でも,加速性能は十分でした.
また,ハンドリングも遊びが少なく,ダイレクト感が強くなり,運転が楽しかったです.
ハンドル操作にリニアに反応してくれるのは,安心して運転することにもつながります.
最後に,総合的な今回の感想ですが,
先代のプリウスで「世界一のハイブリットカー」という印象がありましたが,
新型プリウスは”ハイブリットカー”だけでなく”車”として魅力的になりました.
少なくとも,先代のプリウスと比べ,新型プリウスは車として”良く”なっています!
デザインは正直,アクの強いものになりましたが,
車の基本的性能「走る・曲がる・止まる」が向上していました.
また長距離のドライブに行く時があれば,乗りたいなと素直に思いました.
ちなみに,今回の燃費ですが,
全行程:998km
満タン法で35.79Lでした.
よって...
27.9km/L(!)
でした .
さすがはプリウスです...